DAVID BOWIE DISCOGRAPHY

WHEN THE WIND BLOWS

WHEN THE WIND BLOWS

  • 01. When The Wind Blows
  • 02. Facts And Figures
  • 03. The Brazilian
  • 04. What Have They Done
  • 05. The Shuffle
  • 06. The Russian Missile
  • 07. Towers Of Faith
  • 08. Hilda's Dream
  • 09. The American Bomber
  • 10. The Anderson Shelter
  • 11. The British Submarine
  • 12. The Attack
  • 13. The Fall Out
  • 14. Hilda's Hair
  • 15. Folded Flags

坊やも揺りかごもみな落ちる

ORIGINAL LABEL

VIRGIN

CDV 2406
32VD-1059 (JP)

UK, December 1986

あの「スノーマン」で世界的に知られるレイモンド・ブリッグスの82年発表の絵本が原作。映画はあのチェルノブイリ原発事故と同じ86年公開(日本公開は87年)で、核戦争の恐怖を描いたアニメーションは、反核派と核擁護派の反応も大きく、さらに教育の場でも取り上げられ各国で話題となった。アニメーションは核戦争に関する政府の発表を一切疑わないまま死に至るジムとヒルダの老夫婦の淡々とした日々を描く。
音楽はロジャー・ウォーターズが手がけ、ボウイは主題歌を歌った。ほかにもジェネシスやポール・ハードキャッスルらが参加。ボウイの主題歌はアーダル・キジルケイとの共作とクレジットされており、印象的なギター・リフは彼のアイデアが生かされているという。
ちなみに映画のタイトルはマザー・グースの歌に由来しており、思いあがった人や野心的な人に対する戒めの歌だとされる。そして劇中で老夫婦が唱える聖書の「詩篇 23 」は、朦朧としながらテニソンの詩「軽奇兵の突撃」の断片に。この詩はテニソンが1854年に発表したもので、クリミア戦争でイギリスの軽装備旅団600人が下された命令の愚かさを知りながらロシアの砲兵隊に突撃し全滅した悲劇を歌ったものだという。
21年ぶりにデジタル・リマスターされた本作の紹介文にはこうあった「当時の子どもたちが親の世代となっても、核戦争の恐怖は解消されるどころか、更に核兵器の殺傷能力は研究によって高められ、核保有国は増え続ける今日、この作品には、親子で考え、新しい世代に伝えていって欲しい大切なメッセージがある。」と。

  • Details
  • 01. When The Wind Blows / David Bowie
  • 02. Facts And Figures / High Cornwell
  • 03. The Brazilian / Genesis
  • 04. What Have They Done / Squeeze
  • 05. The Shuffle / Paul Hardcastle
  • 06. The Russian Missile
  • 07. Towers Of Faith
  • 08. Hilda's Dream
  • 09. The American Bomber
  • 10. The Anderson Shelter
  • 11. The British Submarine
  • 12. The Attack
  • 13. The Fall Out
  • 14. Hilda's Hair
  • 15. Folded Flags / Roger Waters And The Bleeding Heart Band